昭和が終わった日は、僕は大船の松下電器の寮にいました。2段ベッドの下のベッドが私の空間だったのですが、そこで、ラジオを聴いたり、雑誌を読んだりしておりました。
昭和が終わったときに思ったことは、昭和という重みというか、しがらみが消えていくというか・・・皇室の存在が一瞬消えて、なんというかすごく軽くなった感じがしたことを覚えています。でも、その軽さは長く続きませんでした。やがて、軽さが不安になって落ち着かなくなるんです。しばらくして年号が平成と発表されて、ほっとして安心した。それが皇室の存在なんだなぁ・・・と感じたものです。
今回は、あらかじめ年号が発表されるそうで、空白の期間は無いようですが、それでも平成が終わるというのは、1つの時代の区切り目であり、厳粛な気持ちで元号が変わるのを感じていきたいと思っています。
昭和時代は、僕の基礎的部分の形成の時代、平成時代は試行錯誤の時代。さて次はどんな時代になるのでしょうか? 僕にとって集大成となれるような時代にしていきたいですね。