第21夜「イエスの生涯 遠藤周作」

遠藤周作氏の「キリストの誕生」が素晴らしかったので、「イエスの生涯」を読むことにした。

『英雄的でもなく、美しくもなく、無力であり、誤解と嘲りなかで死んでいったイエス。裏切られ、見棄てられ、人々の落胆と失望の中、みじめに斃れたイエス。彼はなぜ十字架の上で殺されなければならなかったのか?幼くしてカトリックの洗礼を受け、神なき国・日本の信徒として長年苦しんできた著者が、過去に書かれたあらゆる「イエス伝」をふまえてよみがえらせたイエスの生の真実』(新潮文庫)

期待して読んだせいかあまり良くなかった。というのもこの作品は連載物として書かれたのを基にしているため、何度も同じことが繰り返されて、しまっていた。合わせて出版の順番として、「イエスの生涯」の方「キリストの誕生」より先だったので、「キリストの誕生」で十分だったのかもしれない。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク