第61夜「ブンとフン」井上ひさし

過去に読んだ本の解説に「ブンとフン」のようなという文章があり、タイトルだけ知っていて読んでいなかったので今更ながら読んだ。一気に読んでしまわないともったいない本で、展開がおもしろい。深い話ではないけど、言いたいことはわかるし伝わる。中学で読んでもいいし、今読んでもいい。12万冊から生まれた12万人ブン。この発想は、この本に限らず読者一人ひとりに、本の登場人物が語り掛ける。そんなことをふと思った。

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