第82夜「小泉八雲集」上田和夫訳

NHKの朝の連ドラは見ていないのだが「ばけばけ」の登場人物小泉八雲氏に興味を持って読んでみた。彼が独自に収集した物語もあるのだろうが、意外に今昔物語等からの話が多いのに気づいた。短篇なので読みやすい。そしていくつか気づきがあった。いわゆる「のっぺらぼう」はそういう妖怪がいるのではなくタイトルが「むじな」とあるので、いわゆる狸等のいたずらと言えるのだろう。また、雪女を最後まで読むと記憶している話からさらに後日談があって興味深い。牡丹燈籠は中国からの話らしいが、日本で焼き直されて具体的な実在する地名や寺の名前が出て身近に感じた。また、小泉八雲氏オリジナルの文章に「日本人の微笑」があるが、外国人にとって理解が難しいことを日本人でも説明が困難なのにうまく説明がなされて共感できた。日本にこういう人物がいてくれたことをありがたく思う。★★★★★

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