第60夜「黒い雨」井伏鱒二

大学を広島で過ごした私は気にはなっていったが、読むのがつらいだろうと敢えて遠ざけていた作品に「黒い雨」がある。タイトルだけ知って内容は全く知らなかったのだが、今回読んでみて、学生時代を過ごした街や川、橋等々がたくさん出てきていた。悲惨な話を日常で書かれている作品であり、心に残る。そして、学生時代に読んでおけばよかったと後悔するもののやっぱり当時は手に取ることが出なかっただろうとも思う。

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