「現代小説選集」の収録作家選考過程で思いついた作品という。菊池寛氏は自分の経験を歴史上の話に置き換えなぞらえて、心の葛藤を描くのがうまい。古文漢文の文章力があるのでできる業と言える。内容よりそのことの方が心に残った。
★★